保険適用となる外科矯正と症例
保険適用となるケース
矯正治療は基本的に保険適用外の治療です。
しかし、
- 先天性疾患に起因する咬合異常
- 顎の外科手術を必要とする顎変形症
- 前歯3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常
→歯萌出不全:永久歯が生えてこない
以上のように、顎のズレによって外科手術の併用が必須となる重度の不正咬合(顎変形症)や、病気(疾患)と認められる不正咬合については、保険を適用した外科矯正ができます。
重度の不正咬合
顎変形症:がくへんけいしょう
顎が大きくズレて上下の顎の位置関係に異常をきたしている症状を、顎変形症(がくへんけいしょう)と言います。
一般的な不正咬合(不良な歯並びや噛み合わせ)は、歯の生える位置や傾きに問題があります。しかし、顎変形症は顎の骨そのものに不正咬合の原因が存在します。
よって、通常の歯を動かす矯正治療だけでは、噛み合わせの改善はできません。外科手術と矯正治療を併用しながら治療をする必要があります。
その他のケース
症例一覧
- 唇顎口蓋裂
- ダウン症候群
- 筋ジストロジー
- 6歳以上の先天性部分無菌症
以上は、保険適用の矯正治療ができる症例の一部です。
患者様へのメッセージ
高度な治療ができる環境
外科矯正などの「保険適用となる矯正」をするためには、国によって定められたハードル(矯正の治療実績、院内の環境設備等の施設基準など)があります。そのため、歯列矯正ができる歯医者さんはたくさんあっても、実は保険適用可能な矯正が実施できる施設はそう多くはないのです。
今村歯科・矯正歯科医院は、それらのような「矯正治療を実施するための基準」を満たした歯科医院です。外科矯正というと大学病院などで行われる手術というイメージが強いと思いますが、当院であれば大学病院に行かなくとも、同様の高度な矯正治療を提供することが可能です。(福島県浜通りでは当院のみ)
まずは初回相談を
自分の歯並び・噛み合わせの状態は矯正治療ができるかどうか確認したい方は、当院の初回相談をご利用下さい。「保険適用となる症例か」「どのような矯正方法となるか」を、患者様の口腔環境に合わせてご提案させて頂きます。